Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2022.02.27舞台のこと...

 だいぶ気温が上がりまして、日中は春を感じられました。本日は若竹能の公演日でした。若竹能は能2番を通して上演する、昔ながらの公演のやり方を踏襲しています。
初番は「東方朔」(とうぼうさく)、こちらはアイ狂言がとても面白く、西王母の桃を食べると三千年長生きができる。そこで仙人たちは桃仁(とうにん)西王母の桃の精の頭(桃型)を、舐(ねぶ)ります。ついには桃仁の頭が小さくなるというお話しですが、ユーモアタップリで楽しいアイ狂言でした。
 2番目は「項羽」(こうう)、虞美人と項羽自身の最期を語り、後半はその場面を再現します。四面楚歌という状況もあり、急な場面展開となります。それぞれに場面展開がはっきりしていますので、ご覧いただくにも、見やすいのではないかと思いました。
 よく出る曲ではない2曲でしたが、多くの方にご来場いただきました。本日もありがとうございました。

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