能のHana

コラム

2022.03.31

 今日は朝から雨模様の空で、小雨が降ったり止んだりでした。神戸2日目は生田神社に参りました。こちらも桜が満開、偶然ながら良い時に伺えました。

 西は昨日参上しました須磨一の谷、東はこの生田の辺りまで、源平の古戦場となりました。この生田神社にも源平合戦にまつわるものが、残されていました。
 梶原景時(かじわらかげとき)の息子景季(かげすえ)が、箙(えびら・矢ウツボ)に梅の枝を指し、印とした話は若武者の輝きと共に伝えられています。能の曲としましては「箙」の曲名で、その物語は現在も上演されます。梅の時期は過ぎていますが、箙の梅の木はリンとしていました。

 生田の森には樹齢500年を超える御神木が4本あり、なんとも言えぬ霊妙な姿で、人々を癒やしているようでした。元気を分けていただいた気がします。
 帰りがけに灘に足を伸ばし、海を眺めて来ました。汐汲みの雰囲気ではありませんでしたが…。
 明日からは4月、新年度の始まりです。私たちは特別変わることはないのですが、社会は新たに動き始めますね。楽しい事がたくさんあるといいですね!

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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