Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2023.04.12舞台のこと...

 転勤の多いお仕事の方が、高松の転勤になったのが始まりでした。「高松にお稽古に行きましょうか?!」と気楽に言ったところ、「ぜひ、お願いします!」と即答でした。お稽古場はご自身で探してくださり、「お泊りになってください」とのことで、お宿の手配をしてくださいました。昼は観光と稽古、夜はご家族と宴会という、面白くも不思議なお稽古場が始まりました。その方は東京に戻られ、東京でお稽古を続けていらっしゃいますが、高松にはお稽古場が残りました。
 いつか舞台ができたらと、思いながらも、何のツテもない私には雲をつかむような、夢物語でした。能楽キャラバンという、文化庁が支援してくれる公演に申し込みをしました。ドキドキの結果待ちでしたが、来年1月24日㈬、正式に公演開催が決定しました。曲は「屋島」、「弓流」(ゆみながし)の小書を付け、奈須与一(なすのよいち)の「扇の的」の語りを入れ、ご当地曲を完成版で上演できることになりました。
 高松出身の方はもとより、お稽古に行っている能楽師の皆さんに、ご出演を願って高松での能楽を、大いに盛り立てていきたいと思います。
 詳細が決まり次第、ご報告させていただきますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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