Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2023.04.18舞台のこと...

 本日は中所宜夫氏の自主公演、当日でした。氏か矢来能楽堂で「卒都婆小町」を勤めたのが、ついこの間のことのように思っていましたが、5年の月日が経っていました。コロナ禍により公演の自粛など、空白の時が過ぎていましたね。
 「老後の初心」ということで、「道成寺」を初演時の全くスタンダードな形での上演でした。当日番組には、「今後30年の活動の最初」ということで、大曲「道成寺」に取り組む旨が、書かれていました。
 矢来能楽堂で「道成寺」の上演は、実に40年振りになります。40年前の番組が楽屋に貼り出されました。私も高校一年生ながら、仕舞のお役をいただいておりました。懐かしいこともさることながら、こんな大きな会でお役いただいていたとは…。今になって思いますと恐ろしいことですが、ありがたいことでした。
 本日は後見の他に、「高砂」の仕舞のお役もいただきまして、勤めさせていただきました。同時期に内弟子修行をした三名、そのうちの一人として舞わせていただきました。「道成寺」ともに、つつがなく済みまして、ホッとしました。

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