Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2023.05.02舞台のこと...

 昨日の稽古の続きです。2曲目は「水無月祓」(みなづきばらい)という曲でした。生き別れた男女が、賀茂明神で再会を果たす曲で、シテは女性で狂女です。当日は5月11日㈭、鎌倉能舞台です。
 喜之家では「班女」(はんじょ)の前に「水無月祓」を勤めなさい、という教えがありまして、一時期はよく出ていましたが、みんな一通り済んでしまったので、数年ぶりに謡うことになります。今回の中森健之介君の初役が済むと、また暫く出ないかもしれませんね。😅私は地謡を謡わせていただきますが、久し振りなので怪しくなっている所も多く、よく本を見直さないといけません。😂
 水無月、来月神社では茅の輪くぐり、災厄を落とす神事が行われます。そのときに唱える詞が、和歌調子でこの曲の詞章と合います。能をご覧になった方は、気にしてみてください。
 来月には神社に出掛けて、半年分を落とし来ましょうかね〜!😁

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