Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2023.05.15舞台のこと...

 今日は朝から若竹会の通し稽古がありました。曲は「経正」(つねまさ)、時間的に短い作品で、修羅物なので若い子が初心の頃に勤めるにはよい能です。作品としては、よくできていますので、ベテランが勤めると素晴らしく、個人的には好きな曲の一つです。
 シテは金子仁智翔君です。入門して春で3年目になりましょうか、小学生の頃に蓮田のお稽古場に来て、稽古を始めた子が、早いものです。
 ここからは自分でいかに稽古、鍛錬を積んでいくかが勝負になります。いっぺんに上手くもならなければ、稽古もできません。コツコツと実直に積み重ね、成長してほしいと願います。
 囃子の先生方がいらっしゃっる本番まで1週間、仕上がりを楽しみに待つことにします。

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