Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2023.05.29舞台のこと...

 今朝は8時半から「實盛」(さねもり)の稽古がありました。10月九皐会で上演する曲ですが、6月9日㈮の九皐会申し合わせ終了後、稽古能を致します。私は地謡の中では3番手なのてすが、勉強にと稽古能の地頭を、拝命しました。
 シテは中所宜夫氏、1年先に住み込み修業を始めた、兄弟子です。その当時は、こんな日が来るとは夢にも思っていませんでしたが、月日というのは確実に過ぎて行くのだと改めて実感しました。
「實盛」は大曲ですから、若いうちは決して勤めさせてはいただけません。私の地頭との組み合わせになりますと、シテ、地頭共に、初演の演者が勤めることになり、心もとないことになります。稽古能で1度勤めさせていただけますと、随分違います。稽古能の日は、思いきって挑戦させていただきたいと思います。

カテゴリー

バックナンバー