Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2023.07.09舞台のこと...

 本日は7月九皐会の公演日でした。私は1部の「白楽天」の地頭を勤めさせていただきました。あまり出ない曲であることに加えて、囃子事、囃子の特別な手組みとでも申しましょうか、それが多く神経を使いました。
 替えアイとなります間狂言の鶯蛙(ウグイス、カワズ)は、それぞれの精が登場し、この度自分たちが抜擢されたいわれを、語っていました。頭の上に載せた立て物がウグイスとカエルで、とてもリアルにできていまして、愉快でしたね。大風呂敷を広げた住吉明神の言葉を証明する鶯と蛙の精ですが、大言壮語の上司の責任を取る部下のようで、微笑ましく見えました。
 写真は鶯の精と蛙の精が、頭の上に載せていた立て物です。楽屋で撮影させていただきました。現大蔵彌太郎氏作、とのこでした。お上手ですね!
 本日もありがとうございました。

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