Hana奥川恒治が綴る日々のblog
2023.07.10コラム...
今日から毎年恒例の装束干しが始まりました。梅雨明け前ながら、九皐会はまさに盛夏に入りました。例年は八月のお盆頃にしますが、耐震工事の関係で一月早くしております。
古かったり、サイズ小さかったりで、滅多に舞台で見ることのない装束も出てきますので、久し振りに見て、なんとなくホッとしたりします。広げてみたら手入れが必要な物もありますので、大事な作業です。
入れ物の畳紙(たとうし)も、年々痛みますので、手を加えます。面装束あってこその舞台です。先人から受け継がれてきた物、新しく加わった物、大切にしていかなくては、いけませんね。