Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2023.07.21コラム, 舞台のこと...

今朝は明後日、日曜日の若竹能の申し合わせがありました。
初番「養老」、水波之伝(すいはのでん)の小書付きです。シテは坂真太郎氏、私は後見を勤めさせていただきます。この小書も早装束(アイ狂言がなくなります)となり、6月の九皐会では「鵜飼」で装束を替えてもらいましたが、今回は替える番です。
もう一番の能は「俊寛」、こちらも落葉之伝(おちばのでん)の小書付きです。私は地頭を勤めさせていただきます。地謡の「落つる木の葉の盃」というところで、俊寛僧都の持っている桶に、落葉が止まるという演出です。この落葉に身の上や将来、自身の思いを乗せます。謡と型がマッチしますと、絶妙な場面になることと思います。
午後からは、蓮田市教育委員会主催の、夏休み親子教室の初日に伺いました。昨年参加してくれた子も多数いますので、1年ぶりに会うと、当然ながらみんな背が伸びています。保護書のお母様からは「先生、お久しぶりです」と、ご挨拶をいただき、子供たちの成長ぶりを、共に喜びます。
今年も子どもたちと向き合う、一ヶ月が始まりました。教育委員会の担当者は初めての人でしたが、子供たちのトリ、順応性の高さに驚いていました。小学低学年の子は、ただでも早いのですが、2度目以上となりますと、格段に違いますね、今年も楽しみです!

カテゴリー

バックナンバー