観世流能楽師奥川恒治 能のHana

　今朝は8時半から、若竹会(稽古会)の総稽古がありました。1週間後は、囃子の先生方に来ていただいて、稽古能本番となります。
　曲は「弱法師」(よろぼし)、盲目の少年が、自分を捨てた父親に再会する物語です。説教節にもなっている、有名な戯曲の一つですね。
　技術的に盲目の杖を使うということは、とても難しいですが、なによりも世界観が難しいですね。先ずは稽古能の段階で、基礎的なことをしっかり身につけ、先へ進んでいかなくてはいけません。
　私は地頭を勤めさせていただきます。こちらも、大いに学びになる曲なので、しっかり勤めさせていただきたいと思います。