Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2024.04.17舞台のこと...

 今朝は出掛けようとしましたら、雨が降り出し断念しましたが、その後からっと晴れて気温も上がりました。なんか、足止めされた感じです!😵
 今日は九皐会別会の申し合わせが、国立能楽堂でありました。能は「隅田川」(すみだがわ)、シテ永島充氏と「船弁慶」(ふなべんけい)は「重前後之替」(おもきぜんごのかえ)という小書を付けまして、シテは佐久間二郎氏でした。
 私は「船弁慶」の地謡を勤めさせていただきます。「重前後之替」という小書は、格の高いものなので、師匠のお許しが出ないとできません。人気曲の「船弁慶」なので、よく出る、よく見る曲ながら、この小書が付きますと、随分と印象が変わります。ストーリーが変わるわけではないのですが、演者と演出でだいぶ違った印象になるのは、能という演劇の面白いところです。
 「隅田川」は顛末も重々承知していて、悲劇的な結末もわかっているのですが、引き込まれる名曲ですね〜。

観世九皐会別会

カテゴリー

バックナンバー