Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2024.06.08舞台のこと...

 今日は白石蔵王で同門、小島英明氏が能「葵上」(あおいのうえ)を勤める公演がありました。夕方6時から始まった公演で、「葵上」はロウソク能の形式で上演されました。ロウソク能と申しますのは、本物のロウソクを使い、その灯りに照明を混ぜてご覧いただくものです。雰囲気はとてもいいのですが、生火を使うということは、多少なりとも危険をはらんでいます。そこで、現代はロウソクの形をした照明具を使って、安全に快適にロウソク能の雰囲気を、お楽しみいただくやり方に変わってきています。
 舞台、見所共に通常よりも照明を落として暗めにし、舞台周りにロウソクの型の照明具を配置し、「葵上」となりますと、雰囲気は盛り上がりますね。本日は完売、満席の中、ご来場のお客様にはお楽しみいただけたことと存じます。
 本日もありがとうございました。

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