Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2024.07.21舞台のこと...

 昨晩は驚きの雷雨で、家の中にいましても響いてくるほどの、激しい雷と雨でした。朝には何事もなかったかのように、晴れていましたので、善福寺川の様子を見がてら、歩きに出掛けました。水は濁っていたものの、目立つ程水位は増えてなく、一安心でした。
 今日は若竹能の本番、私は初番の「善知鳥」(うとう)を、勤めさせていただきました。前シテは「霊の尉」(りょうのじょう)という、ちょっと怖い顔をした尉面を着けさせていただきました。中森健之介君の持ち面で、「善知鳥」のためにある面だそうです。
 後シテは九皐会の痩男(やせおとこ)、素晴らしくいい面です。「藤戸」(ふじと)以来、掛けさせていただくのは2度目でした。いつ見ても惚れ惚れするような、いい痩せくぼんだ面、非業の死を遂げた男にはうってつけの、怨霊、悪霊顔です!
 暑い日になりました。お出掛けいただくのも気が引けるような、高温の日でした。お暑い中、お出掛けいただいた皆さまには、厚く御礼申し上げる次第でございます。
ありがとうございました。

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