Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2025.09.26舞台のこと...

 今日の午前中は、緑泉会の申し合わせが矢来能楽堂でありました。「三輪」(みわ)中所宜夫氏と、「藤戸」(ふじと)鈴木啓吾氏の能がありました。
私は「藤戸」の地頭を勤めさせていただきます。
 「藤戸」は、酷い仕打ちによって殺された我が子のために、母親が怒りと恨みを持って現れます。戦というのは人を狂わせるため、自身の利害のために、人を殺めてしまいます。どれほど盛大に弔ってもらったとしても、生き返ることはなく、残された母親には子供を失ったという、現実だけが残ります。戦の悲惨さと、庶民の苦しみを伝える、なんとも辛く、厳しい曲です。

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