Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2013.06.14過去のHana安宅 その一

8回目になります私の会、第8回奥川恒治の会のご案内を申し上げます。
この度は多年の念願が叶い、 「安宅」を披演させて戴く運びとなりました。歌舞伎では「勧進帳」の名で知られる大曲です。

奥川恒治の会を始めました時には10年目の記念公演でと考えておりましたが、その際は子供との共演は叶わぬものと思っておりました。それが2年早く披演できる事となり、次男恒成と一緒に舞台を勤められる事となりました。今年はご縁有って4月九皐会別会で義経が元服する「烏帽子折」を次男と共に勤められました。次男は1年を通して源義経を勤め、親子で義経主従を追う、貴重な年になりました。

本公演は「つなぐ」をテーマに致しました。「橋辨慶」での牛若丸と辨慶の出会いから、「安宅」の運命を共にする都落ちまでを上演致します。「橋辨慶」の牛若丸役の井ヶ田有紀ちゃんは3歳から私の元でお稽古をはじめ、8歳(小学2年生)になりました。今年九皐会に「国栖」の子方で出演し喜之師からお褒めの言葉を戴いた、今後が楽しみな子方です。これからの子方の有紀ちゃんの「橋辨慶」と、6年生になり子方をそろそろ卒業の次男恒成の「安宅」、こちらも奇しくもつながって行くことになります。親子、師弟のつながりであり又、囃子方は私の師匠の御子息たちに願い、狂言は若い頃よく一緒に居た仲間の万蔵、また万禄さんには九州より来て戴きます。銕仙会、梅若研能会からは同年代のお仲間にご出演戴き、縦に横に人もつながる公演にしたいと存じます。
公演当日には元NHKアナウンサーの葛西聖司氏に解説を願います。大変解りやすく面白い評判の解説です。
こちらもぜひご期待ください。

詳しい解説は次回よりまた改めてご案内させていただこうと思います。 お楽しみにお待ちください。
ご多忙の折と存じますが、ご来場賜れば幸いに存じます。宜しくお願い申し上げます。

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