Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2017.06.09舞台のこと...

明後日の九皐会の申し合わせが済みました。中所宜夫師の「賀茂」と永島充師の「蘆刈」の能です。
上賀茂神社には式年遷宮の時に伺う機会があり、参りました。舞台の前だったので、時間的には早すぎ、中には入れなかったのですが、御守りはいただけました。御守りは屋根の木でできています(自慢)!古より伝わる京を守る一之宮の物語、華やかで見ごたえがあります。
「蘆刈」は大曲ですね。前半の蘆売りと後半の武士とでは全く違います。直面(面無)の現在物の場合は、面を変えて気持ちを変えられない分、厳しいとも言えましょう。「蘆刈」の後見をする身としましては、蘆売りから、武士への変身を遂げる物着(ものぎ・装束替)が一番厳しいところです。シテが物語の如く、輝かしい未来に向かえるように、装束着けも頑張りたいと思います。

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