舞台のこと

2020.02.06

本日は冷えましたねー、最強寒波とか、目の覚めるような冬らしい日になりました。昨日に続きまして、「弱法師」第4段です。
四天王寺の縁起を語り、お寺の鐘の音が響く頃、日想観(じっそうかん)の時になったと、俊徳丸は告げられます。日想観、なんとも聞きなれませんが、彼岸の中日に沈む陽に向かって、心静かに念仏を唱えますと、西方極楽浄土に迎えてもらえるという仏事です。
俊徳丸が最初に身体や杖で確かめた、西門石の鳥居の向こうに、赤く染まった夕日が美しく映ったことと思います。ここでは以前師匠より、「頬に陽を受けてそちらへ向くことを心掛けなさいと」教えて頂きました。
15年前に四天王寺へ訪れた時も、夕日が美しく見えたことを思い出します。私の中にまた一つ、美しい夕陽が刻まれることになります。
難波の梅ではありませんが、蓮田慶福寺の梅も立派なもので、いまを盛りと咲き、香りを辺りに花っていました!

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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