能のHana

舞台のこと

2021.01.10

 1月九皐会が無事に済みました。永島充氏の「翁」もつつがなく済みました。「翁」に限っては、始まるまでが長く、とても大変です。今日の舞台が済んで、永島氏もホッとされたことでしょう。お疲れさまでした。
 私は2部の「国栖」の地謡を勤めさせていただきました。追っ手から追われる、大海人皇子を舟に隠す場面では、逆さまにした舟の作り物に、皇子役の子方(子供)が入ります。追っ手がいなくなり、もう大丈夫と舟を起こしますと、中で寝てしまっている子もいて、舟を起こす時はいつもハラハラしますが、今日の子方君はしっかり起きていてくれました。
 なんと申しましても、「翁」がありますと、新年が始まった実感が確かなものになり、エンジンも本格的にかかる気がします。今年もしっかりやっていきたいと思います。

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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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