Hana奥川恒治が綴る日々のblog

2023.05.27舞台のこと...

 本日は国立能楽堂で、外国人向けの公演がありました。公演のパンフレットも多彩な言語で解説されていまた。英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、日本語と実に6カ国語で、書かれていました。最初の解説は英語、いや〜いよいよ世界の能になってきた気がします。
 曲は「邯鄲」(かんたん)、場面転換がハッキリしていますので、外国の方にご覧いただくにもよかったのではないでしょうか。
 終演後、急いで移動しまして、甲府武田神社の薪能に出勤しました。こちらは新曲「甲陽」(こうよう)の、初めての上演でした。
 武田信玄公を主人公にした曲で、氾濫する川を、見事に制し、人々に安寧をもたらすお話しです。聖牛といえう名前の装置で、川の流れを変え、水の逃げ道を作り、コントロールしたそうで、いまだに川の中にあるのだそうです。知られざる一コマを知るのも、能の一つの楽しみですね〜!

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