Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2024年04月15日舞台のこと

 今朝は若竹会(稽古能)の、全員揃っての通し稽古がありました。曲は「竹生島」(ちくぶしま)、シテは次男恒成、ツレは石井寛人君の内弟子さんコンビでした。  ここではシテとツレといった、主役や立役を学ぶ他に、後見の仕事も学ぶことができます。作り物、一畳台(いちじょうだい)や小宮、更に舟の出し入れ、シテが持つ棹の扱いなど、立役以外の人がたくさんの仕事を受け持たなくてはなりません。また、装束もシテ、ツレ...続きを読む

2024年04月14日舞台のこと

 今日も好天に恵まれました。一日能楽堂内に居ましたので、気温の自覚がないのですが、どうだったのでしょう。  本日は4月九皐会の当日、1部は能「桜川」、シテ小島英明氏。2部は能「邯鄲」、藁屋(わらや)の小書付きで、シテは坂真太郎氏でした。  私は「邯鄲」の地謡でした。「邯鄲」という曲は、完成度の高い曲で、小書(替え演出)をするにも、なかなか難しいところがあります。通常の御殿に見立てた作り物を、藁...続きを読む

2024年04月13日コラム

 今日は気温が上がりまして、暑いくらいになりました。明日はもっと上がるのでしょうか、なかなか大変ですね。  今日は一日お稽古日でしたが、午前中からお稽古場へいらっしゃる方は、「暑いですよ!」と仰っていました。  夕方神楽坂のお稽古場へ向かう途中、高田馬場駅で電車が止まりました。中野駅でのポイント故障だそうです。様子見をしていましたが、時間が掛かりそうだったので、地上に出てタクシー移動をしようと...続きを読む

2024年04月12日舞台のこと

 今日は4月九皐会の申し合わせがありました。能は1部「桜川」シテ小島英明氏、2部「邯鄲」シテ坂真太郎氏でした。  私は「邯鄲」の地謡でした。「藁屋」(わらや)の小書を付けての上演です。シテの盧生(ろせい)は、通常宮殿のイメージの作り物の中で舞うのですが、「藁屋」になりますと、豪華な宮殿の屋根から、藁の屋根に変わります。50年の栄耀栄華を味わう盧生を、それは藁の屋根の下で見ている夢なのだと、客観視...続きを読む

2024年04月11日お稽古のこと

 今日は多少の雲があったものの、晴れて4月下旬から5月上旬の気温との予報になりました。風がいささか冷たく感じるのも、それらしいですね。  本日は蓮田市慶福寺のお稽古に出かけました。見事志望校に受かり、2日前に入学式を済ませた、新高校生が久し振りにお稽古場にやって来ました。ちょっと見ない間に、また背が伸びていました。さすがですね!ご両親もお揃いで、お話しをさせていただきました。小学2年生から長...続きを読む

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