Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2024年09月12日コラム

 京都2日目、かねてより希望していた毘沙門堂へ再訪しました。ご本尊毘沙門天のお使いとされる「ムカデ」は、後退することなく前進し、いろいろな良縁を運んできてくれるとのことで、以前に御札をいただいておりました。その後、山口県宇部市と香川県高松市での、能楽公演が実現し、どちらも大成功でした。お礼参り方々、御札もリニューアルと、伺わせていただきました。武将の兜にムカデを付けているのを見たことがありましたが...続きを読む

2024年09月11日コラム

 今日も晴れて暑い日ながら、いいお天気に恵まれました。11月24日(日)の奥川恒治の会で、「定家」(ていか)を勤めさせていただくので、京都の般舟院陵(はんしゅういんのみささぎ)、式子内親王(しょくしないしんのう)の、お墓参りに伺いました。近くには行けないので、離れたところからお参りさせていただきました。街なかにひっそりと静かに佇む所で、石塔は可愛らしいものでした。  そのまま小倉山の常寂光寺...続きを読む

2024年09月10日舞台のこと

 第19回奥川恒治の会の入場券が、発売になりました。今年は「定家」(ていか)という曲で、藤原定家(小倉百人一首の選者)と、後白河天皇第三皇女、式子内親王(しょくしないしんのう)との、「忍ぶ恋」の物語です。  式子内親王は賀茂斎院として10年程勤め退下後、和歌の師匠である藤原定家と「忍ぶ恋」の仲となります。 やがて式子内親王は亡くなり、その御墓の石塔には定家の執心が蔦葛(定家葛)となって、はいま...続きを読む

2024年09月09日お稽古のこと

 本日は香川県高松市のお稽古に参りました。予想を裏切ることなく、見事な暑さ、いただいた日傘が活躍です!  今日は体調を崩した方もいらっしゃり、お休みの方もいらっしゃいました。月に一度のお稽古なので、お休みは痛いところですが、この夏は致し方ないところですね。  どんよりお稽古にいらっしゃる訳ではないのですが、お稽古を申し込まれた頃から見ますと、格段に軽やかに、華やかに、とても陽な感じになった方が...続きを読む

2024年09月08日舞台のこと

 残暑厳しき日が続いておりますが、晴れの日が続いていることは救いですかね。  今日は9月九皐会でした。1部は能「盛久」(もりひさ)、シテ観世喜正師。  2部は「龍田」(たつた)、シテ鈴木啓吾氏でした。「龍田」は「移神楽」(うつりかぐら)の小書、替演出になっていました。前半のシテの姿が、里女から巫女に変わり、後半の舞部分が大きく変わります。私は後見を勤めさせていただきましたが、前後ともシテの出で...続きを読む

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