2013年09月02日 安宅 その五過去のHana
「通っていいぞ」富樫の言葉に、辨慶を先頭に油断なく通り過ぎようとする一行。
最後に強力の扮した義経が通ります。
静まり返った関所に「そこの強力止まれ!」と、富樫の声が響き渡ります。
聞く否や刀に手を掛けて戻ろうとする一同を辨慶が寸でのところで止めます。 ここまでなんとか無事に来ました、あと一...続きを読む
2013年08月26日 安宅 その四過去のHana
関に入るやすぐに咎められる一行、心得た先達辨慶が応じます。 南都東大寺建立のために北陸道を廻っていると答える辨慶に、関守たちは容赦なく山伏に限って止める関であると詰め寄ります。その仔細を聞いた辨慶は、本物の山伏である自分たちが咎められる筋はないと返しますが、昨日も山伏を斬ったと言われ、問答をするつもりはないと富樫に言いきられてしまいます。それならば最後の勤めを始めようと、全...続きを読む
2013年08月19日 安宅 その三過去のHana
義経捕縛に執念を燃やす頼朝は、国々に新しく関所を設け、山伏に扮した義経主従の詮議に当たらせます。ここ加賀の国(石川県)安宅の湊では、富樫(ワキ)が関守を仰せつかり、今日も供人(アイ)に山伏を固く詮議すように申し付けています。 義経(子方)を先頭に辨慶(シテ)、同行山伏(ツレ)、最後に強力(アイ)、総勢12名が一気に舞台に登場し、都から加賀の安宅の関までの道行を謡います。太...続きを読む
2013年08月12日 安宅 その二過去のHana
「安宅」の話を始める前に、少し時代を遡ってみたいと思います。 時は平安時代の終わり頃、平治の乱で源氏は平家に負け、義朝の子頼朝は伊豆へ流罪となり、義経は鞍馬寺に預けられます。義経は武芸を学び都に出掛け、五条の橋で武蔵坊辨慶と出会います。この廻り合いが2人を生涯つなぐ出会いとなるのです。 ~仕舞「橋辨慶」の件 ~
辨慶は牛若を見つけ...続きを読む
2013年06月14日 安宅 その一過去のHana
8回目になります私の会、第8回奥川恒治の会のご案内を申し上げます。
この度は多年の念願が叶い、 「安宅」を披演させて戴く運びとなりました。歌舞伎では「勧進帳」の名で知られる大曲です。 奥川恒治の会を始めました時には10年目の記念公演でと考えておりましたが、その際は子供との共演は叶わぬものと思っておりました。それが2年早く披演できる事となり、次男恒...続きを読む
2013年05月01日 烏帽子折後記 「つなぐ」へ過去のHana
新緑が輝く季節、皐月になりました。若葉が陽の光を浴びて輝く姿はなんとも目映く心浮き立ちます。早くも先月の事となりましたが、4月27日には九皐会別会が盛会となりました。ご来場賜りました皆様には改めまして御礼申し上げる次第でございます。 駒瀬氏の「卒都婆小町」に続き、私も次男と共に「烏帽子折」を勤めさせて戴きました。
「烏帽子折」は世話物的要素や...続きを読む
2013年04月17日 「烏帽子折」を楽しもう!その4・能の滑稽過去のHana
この曲は節付けなど独特の所があり面白いと思っておりましたが、全体を通して「滑稽」という事を感じます。それは笑いを狙うものではなく、一生懸命やればやるほど浮かび上がる「滑稽さ」のようなものです。 前半、平家方に追われる牛若が元服を思い立ち、烏帽子屋に行き亭主を説得して源氏の左折烏帽子を作ってもらったり、父の形見の守り刀を返してもらったりと感動的なシーンがある一方、烏帽子屋の...続きを読む
2013年04月09日 「烏帽子折」を楽しもう!その3過去のHana
夜が更け、静かに闇が覆い尽くす頃、義経は一人待ち構えます。闇の中から近付く忌わしき灯は悪しき予感です。摺針太郎兄弟(アイ)たちが先遣隊として現れます。松明の灯をたよりに門の中へ入った一人は、仁王立ちの義経に驚き飛んで帰ります。別の一人が改めて近付くと松明は斬り落とされ、続く二人目も踏み消され、三人目は取って投げ返され、斬られるという有様でした。三本の松明はことごとく消され凶兆この上ない...続きを読む
2013年03月23日 「烏帽子折」を楽しもう!その2過去のHana
折り上がった烏帽子を着し見事元服を済ませた義経は、烏帽子の代物にと守り刀を差し出します。とても見事な代物でしたので一度は辞退する亭主ですが、義経に重ねて差しだされ、妻も喜ぶだろうと早速妻に見せに行きます。亭主は橋掛に行き幕に向って呼びかけますと、家の奥から現れるが如く、幕内より妻(前ツレ)が現れます。代物を自慢げに亭主が渡しますと、妻はそれを見るや涙を流します。不審がる亭主に妻はその刀...続きを読む
2013年03月13日 「烏帽子折」を楽しもう!過去のHana
4月九皐会別会に向けて、3月8日(金)に「烏帽子折」の稽古能を致しました。現在物の曲なので、場面転換も多く能舞台を隅から隅まで使うことになります。また、登場人物も多く、芝居のタイミングなど相談しなくてはいけない所も随所にあり、三役お揃いで稽古能をさせて戴けた事は大変ありがたいことでした。全体像がはっきりしましたので、本番に向けて最終調整に入りたいと思います。現在物の能をするにつけ、先人...続きを読む
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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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