2017年10月06日 お稽古のこと
今日からさいたま新都心ホテルラフレの講座は、「野宮」になりました。平家物語の後は源氏物語です。そして、「野宮」は源氏物語の中でも、人気の六条御息所が主人公です。本日は初回ですので、源氏物語を皆さんと再確認してみました。御息所は色々な点で、魅力的な人物です。つまり、色々な逸話があるのですね。それを含む「野宮」はとても難易度の高い能なのですが、そのことがよくわかります。「野宮」のようなある種哲学的な曲になってきますと、上演も難しいのですが、調べても難しいので燃えますね。ラフレの良いところは、皆さんと話し合えるところなので、ご意見を伺いながら、着地点を見出だしたいと思っています。 能に限らず、源氏物語に興味をお持ちのかたも、ご都合が宜しければお出掛け下さい。御息所像を話し合うのも、楽しいのではないかと思いますので、お待ちして居ります。 今日のデザートはオレンジのブリュレとフルーツの盛合せでし...続きを読む
2017年10月05日 コラム
福井県の大野町の小学校へ参りました。お隣の小学校からも児童がやって来まして、合同開催になりました。全体400名位になったようです。 大野と申しますと、大野出目家(能面打ちの名門)縁の土地になります。こちらに伝わっている面や、伝承館的な物は無いようで、残念ではありますが、学校ではそんなお話もしました。大野家の面は全国に行っていますので、舞台上ではお目にかかれますが。子供たちは活発で、元気よく大きな声を出して、囃子も狂言も体験していました。笛はなかなか音が出ないので、体験の子は大変です。ただフルートや祭り囃子の笛などの経験者にしてもらいますと、音も出やすく、指使いを覚えるのも早いです。吹ける子も出ますので、音を出すことがどれ程大変かわかっている、玄人内を驚かせます。 京都、福井公演も無事に済みました。東京に一先ず戻ります。
2017年10月04日 コラム
福井県越前町立宮崎中学校に参りました。200名程でしたので、とても手厚い鑑賞、体験教室になったと思います。全員間近で舞台を見ていただきました。体験では代表の生徒さんは舞台上で、他の生徒さんはその場で、全員が囃子の掛け声、狂言の演技など体験してもらいました。 私は「土蜘蛛」のシテと、最後の質疑応答を勤めさせて頂きました。中学生になりますと、質問は恥ずかしいのか、なかなか出ない所も多いのですが、今日の学校は活発でした。次から次と途切れること無く質問が出まして、その内容もよく見ていた結果の疑問という事が多く、答える側としましても、楽しかったです。 終演後、学校は掃除の時間になったようですが、こちらの学校は生徒さんが廊下や階段を雑巾がけしているのに驚きました。男子も女子も積極的にやっているようで、それはすごいことですね。また、すれ違う子は皆が皆、挨拶をしてくれました。今日の越前は清々しい青空、...続きを読む
2017年10月03日 コラム
京都二日目は嵐山にある小学校に参りました。活発な子供たちで、蜘蛛が糸をまけば大喜び。囃子の体験、狂言の体験、大きな声を出して頑張ってくれました。質問も多く、時間内では答えきれませんでした。タイムアウトになった子供たちの質問は、まとめて能楽堂へ送っていただければ、お答しますので、お知らせ願えればと思います。 昨日は一日本降りでしたが、今日は徐々に回復、青空になりました。これから福井へ3時間程のバス移動になりましょうか。車中で一休みして、参ります。
2017年10月02日 コラム
京都に学校公演で参りました。3年前にも伺い、宇治等にも行かせて頂きました。宇治に行く朝は市内に雪が降り、驚いたことを思い出します。本日参りました学校は、3年前にも伺った学校でしたので、先生方もよく覚えていてくださって、きっと児童の中にも覚えている子がいると思います。曲は以前と異なりますので、その点は良かったのではないかと思います。この度は「土蜘蛛」という曲なので、飛び出す蜘蛛の糸も楽しいですね。子供たちも糸が飛ぶ度に、歓声を上げていました。能楽が狂言も含め、楽しいものだと思ってもらえたらいいですね。 京都はさすがに芸どころで、能楽人口も多く、馴染みがあるようです。素晴らしいですね、全国的に能楽に限らず、日本文化に親しんで頂けると、いいと思います。
2017年10月01日 コラム
今日は兄弟子中所宜夫師の社中の会でした。こちらは、ご自身のお弟子さんに加えて、一橋大学と二松学舎大学の謡曲部の学生さんも出演します。両校の学生さんを合わせますと15人位になります。4年生はほとんど来れなかったそうなので、全員揃いますと結構な人数になりますね。大学生で興味を持って、お稽古してくれる方がいらっしゃるのは心強いです。卒業後、お稽古されるのもいいですし、見に来てくださるのもありがたい。 一橋大学に入学後、志を立て能楽師となった中所師も、来年は還暦「卒都婆小町」を披演の予定です。10代からご一緒させて頂いている身としましては、感慨深いものがあります。ここからも中所師のように、玄人を目指してくれる人が現れたらいいですね。歓迎しますよー!
2017年09月30日 コラム
国立能楽堂特別公演の「烏帽子折」無事に済みました。斬り組みも怪我人がでず、良かったです。子方の片山清愛さんはお疲れの事と存じます。見所は満員のお客様で、一杯でした。銕之丞家、片山家、喜之家と三家合同の舞台となりました。ご来場の皆様には、お楽しみいただけたのではないかと思います。ありがとうございました。
2017年09月30日 コラム
国立能楽堂特別公演の、「烏帽子折」の申し合わせが済みました。久しぶりの斬られ役で、ちょっと張り切ってます。思い返せば次男と「烏帽子折」をさせて頂きましてから、5年近くになります。高校生になって、私の背を越えたことを思いますと、早いものです。「烏帽子折」と申しますと、感慨深いものがあります。今回の牛若は京都の片山清愛さんで、シテは観世銕之丞師です。清愛さんは日頃馴染みのない東京のおじさんたちと斬り組みをするので、その点ちょっと気の毒な気がします。顔もよくわかりませんものね。牛若は大役ですから、東京の舞台でされるのは大変なことと思います。斬られる方も大分年齢が上がってまいりましたので、明日は皆が無事に舞台を勤められるように、願いたいと思います。
上へ
戻ります

観世流能楽師 奥川恒治能のHana

CLOSE