Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2024年04月19日コラム

 今日は風の強い日になりました。歩いていると後ろから押されるといいますか、運ばれると申しますか、春嵐のようでした。この風では、黄砂も飛びそうですね〜、オソロシヤオソロシヤ。  今日はお休みだったので、溜めていた事務仕事を一気に、と思っておりましたが、思うようには進まず😵手際よくできる事は、内弟子時代からやり続けている、稽古場の板の間を拭くためのヌカを煎る作業くらいでした。気がつけば40年以上やっ...続きを読む

2024年04月18日コラム

 今日は曇りがちのお天気ながら、朝は歩けました。黄砂が飛ぶそうで、ちょっと怖いですね。  夜、能楽堂でのお稽古の時に、お弟子さんとお話ししていましたら、「謡跡をいろいろと回って来ました」、とのこと。吉野で桜を見て、金峯山寺で蔵王権現を拝し、長谷寺をお参りして、大阪四天王寺へも行かれたそうです。  1月には「国栖」(くず・吉野に逃げた大海人皇子を蔵王権現が守護します)をご覧いただき、5月には「玉...続きを読む

2024年04月17日舞台のこと

 今朝は出掛けようとしましたら、雨が降り出し断念しましたが、その後からっと晴れて気温も上がりました。なんか、足止めされた感じです!😵  今日は九皐会別会の申し合わせが、国立能楽堂でありました。能は「隅田川」(すみだがわ)、シテ永島充氏と「船弁慶」(ふなべんけい)は「重前後之替」(おもきぜんごのかえ)という小書を付けまして、シテは佐久間二郎氏でした。  私は「船弁慶」の地謡を勤めさせていただきま...続きを読む

2024年04月15日舞台のこと

 今朝は若竹会(稽古能)の、全員揃っての通し稽古がありました。曲は「竹生島」(ちくぶしま)、シテは次男恒成、ツレは石井寛人君の内弟子さんコンビでした。  ここではシテとツレといった、主役や立役を学ぶ他に、後見の仕事も学ぶことができます。作り物、一畳台(いちじょうだい)や小宮、更に舟の出し入れ、シテが持つ棹の扱いなど、立役以外の人がたくさんの仕事を受け持たなくてはなりません。また、装束もシテ、ツレ...続きを読む

2024年04月14日舞台のこと

 今日も好天に恵まれました。一日能楽堂内に居ましたので、気温の自覚がないのですが、どうだったのでしょう。  本日は4月九皐会の当日、1部は能「桜川」、シテ小島英明氏。2部は能「邯鄲」、藁屋(わらや)の小書付きで、シテは坂真太郎氏でした。  私は「邯鄲」の地謡でした。「邯鄲」という曲は、完成度の高い曲で、小書(替え演出)をするにも、なかなか難しいところがあります。通常の御殿に見立てた作り物を、藁...続きを読む

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