Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2024年12月01日コラム

 今日から師走、ここからは年末までは、あっという間のカウントダウンになりましょう。初冬の冬晴れ、気持ちのいい十二月の初日は、国立能楽堂で佐久間二郎氏の自主公演、「三曜会」(さんようかい)の当日でした。  番組は「野宮」(ののみや)と「葵上」(あおいのうえ)の2番を、佐久間氏一人で上演する企画公演でした。心身ともに大変な番組だと思いますが、頑張りましたね。客席も満員御礼の状態、ありがたい公演でした...続きを読む

2024年11月30日コラム

 風が完全に冬の匂いに変わりました。風の匂いは早朝がわかりやすく、枕草子でも「冬はつとめて」、早朝がいいといっています。早朝のピリッとした空気感がとても好きなのですが、冬は夜のほうがはっきりわかります。まぁ、間違いなく、個人的な見解ですが…😁。  朝歩いていますと、襟巻きや手袋をしている人が多くなりました。歌ではありませんが、冬の始まりですね〜!  今日は午前中からお弟子さんのお稽古日でした。...続きを読む

2024年11月29日コラム

 本日は鎌倉能舞台で県民のための能を知る会でした。早朝から出掛けまして、午前公演のため9時に長谷の舞台に出勤でした。  午前の部は「夕顔」(ゆうがお)、シテは観世喜正師で「山ノ端之出」(やまのはので)の小書(替え演出)での上演でした。  午後の部は「源氏供養」(げんじくよう)、シテは中森健之介君でした。  「夕顔」は夕顔の上が、儚くこの世を去るところなど、原作の源氏物語に忠実に作られています...続きを読む

2024年11月28日コラム

 今日も朝から秋晴れ、なんと申しましても気持ちのいい日になりました。早朝のウォーキングは、ことに爽快です!  夕方から銀座の観世能楽堂で、玉川大学の学生能がありました。毎年恒例の鑑賞会です。今年は源氏物語の年、曲はやはり「葵上」(あおいのうえ)ですね。主人公の六条御息所は源氏物語中、ナンバーワンの人気と知名度です。  生霊という設定が怖いものの、能の結末としましては「成仏」なので、その点は救わ...続きを読む

2024年11月27日コラム

 昨晩は激しく雨が降りましたが、今朝は快晴、加えて気温も上がりました。またまた季節が戻ったような、変な感じです。そろそろ冬に向けて落ち着いてほしいところですね〜。  昨晩NHKの収録がありました。曲は「一角仙人」(いっかくせんにん)、そうそう出る曲ではないのですが、今年は当たり年です。シテは観世喜正師、私は後見をさせていただきました。  1月2日の放送です。私は家におりますので、楽しみに見たい...続きを読む

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