2020年02月06日 舞台のこと
本日は冷えましたねー、最強寒波とか、目の覚めるような冬らしい日になりました。昨日に続きまして、「弱法師」第4段です。 四天王寺の縁起を語り、お寺の鐘の音が響く頃、日想観(じっそうかん)の時になったと、俊徳丸は告げられます。日想観、なんとも聞きなれませんが、彼岸の中日に沈む陽に向かって、心静かに念仏を唱えますと、西方極楽浄土に迎えてもらえるという仏事です。 俊徳丸が最初に身体や杖で確かめた...続きを読む
2020年02月05日 舞台のこと
 本日は「弱法師」第3段です。俊徳丸はご本尊の前に座り、四天王寺の縁起を語り始めます。実際の舞台では地謡が謡う部分を担当しますので、俊徳丸の心情を代弁する形になりますね。  そこでは四天王寺が、聖徳太子によって建立されたことが、語られます。その古、蘇我氏と物部氏は戦をします。若き日の聖徳太子は、父用明天皇と共に蘇我氏の側で戦います。蘇我氏が劣勢に立った時、太子は一つの誓願を立てます。「もし、この...続きを読む
2020年02月04日 舞台のこと
朝の予報では春のようなと言っていましたが、少し冷えましたかね。立春となりましたが、最強寒波が近付いているそうで、恐ろしや、恐ろしや! 昨日に続きまして「弱法師」の第2段です。ワキ高安道俊、シテ俊徳丸共に舞台に現れました。施行(せぎょう・施し)を始める道俊のもとに、俊徳丸も連なり、そこへ風に乗った梅花の香りが届きます。二人は梅の花を愛で、まつわる歌を引き、気づかぬまま時を過ごします。 何...続きを読む
2020年02月03日 舞台のこと
今日もあまり冷え込まず助かるものの、なんとなく一抹の不安が残るのは私だけでしょうか。寒波がやって来るとの予報も有るようですが、さてさてどうなりますか。 旧暦では今日から新年になりましょうか、ネズミさんの繁殖、繁栄にあやかりたいところです。 若竹能も本番まで1ヶ月を切りまして、カウントダウンになって参りました。今回の「弱法師」は盲目之舞の小書が付きますと、シテが謡う出の部分の後半「下歌、上...続きを読む
2020年02月02日 コラム
 昨晩は高校の同級生と毎年恒例の新年会でした。今年は都合の悪い人が多く、少ない人数でしたが、盛り上がりは変わらず、楽しい時間をすごしました。もう少しすると、「安否確認になる」などと、笑えるところは良いですね。50歳を過ぎても、会えば当時の気分に戻れるのは嬉しいことです。  春から三年生となり、学生生活も残すところ1年となった高校生。卒業後は内弟子入門の予定です。この1年は私のところで稽古を積んで...続きを読む
2020年02月01日 舞台のこと
早朝稽古2日目、本日は2月九皐会の「鉢木」でした。シテは駒瀬直也氏恋女房は新井麻衣子さんです。 駒瀬氏の「鉢木」は初演ではなく、名古屋での舞台が記憶に残っております。現在物と呼ばれますが、生きている人が、現在進行形の形で芝居を進めていくものは、会話の言葉が解りやすいぶん、間違えやすいという、落とし穴があります。言いたいことが良く解るだけに、違う言葉になってしまいます。 とても良い作品で...続きを読む
2020年01月31日 舞台のこと
 今朝は若竹能の「弱法師」の稽古がありました。まだまだ、大まかな作りで、細部の調整はこれからになりますが、今頃から 地謡、後見と打ち合わせながら舞台を作れることは、ありがたいです。  若竹能は立ち上げ当初から、数回集まって稽古をして舞台に臨もうと決め、それは今でも変わらず続いています。情報交換の場にもなり、理想的です。  舞台の使い方も、小書ならではの広がりがありまして、盲目の杖を使いつつ、広...続きを読む
2020年01月30日 舞台のこと
2月29日(土)の若竹能で「弱法師」を、15年振りに再演させていただきます。初演は第1回奥川恒治の会でした、早いものです。この度は「盲目之舞」(もうもくのまい)という小書(替え演出)での上演です。 主人公の俊徳丸は盲目ながら、芸能者と見ることも出来ますので、そうなりますと、舞を舞うこともできるわけですね。 初演から15年が経過し、あの時にできなかった課題、また替え演出ならではのやり方にチ...続きを読む
2020年01月29日 コラム
本日は朝の9:30から、鎌倉能舞台で学生能がありました。これは昨年10月、台風の影響で延期した公演でした。3ヶ月後の公演となりましたので、学生さんには随分お待ちいただきましたが、昨日からの雨も上がり、青空の広がる、まるで春のような日になりました。 解説、狂言「飛越」山本泰太郎氏、能「雷電」永島充氏でした。菅原道真は太宰府で学問の神「天神」として祀られています。学生さんには丁度いいですかね...続きを読む
2020年01月28日 コラム
久し振りの雪で、関東周辺でも積雪があり、交通機関に少なからず影響を与えました。都内の電車は比較的無事でしたので、少々のダイヤ乱れで済んだのは、めっけものでしょうか。 雪と言えば、内弟子時分の九皐会当日、雪が積もったことがありました。神楽坂駅から能楽堂までは、坂道もありまして危険、「お客様の安全のため、雪かきせねば!」ということになり、スコップを持ち出動しました。結構な道のりなので、済む頃には...続きを読む
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観世流能楽師 奥川恒治能のHana

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