Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2017年10月10日コラム

丹後久美浜の中学校に参りました。当地は喜之家にはご縁の深いところで、この度は喜之先生もご出演という、豪華番組での演能です。私も幾度となく伺わせて頂いておりますが、こちらの公演と申しますと、長男と来たことを思い出します。「隅田川」、「鞍馬天狗」の2曲の子方のお役をいただき、電車を乗り継いでやって参りました。今でも5時間掛かります、長時間の電車移動に加えて、最後はディーゼル車に乗ります。独特の臭いが後...続きを読む

2017年10月09日お稽古のこと

平日はお仕事でなかなかお時間が取れない、そんな方のために週末のみの、お稽古日があります。今日は祝日なので、週末ではありませんが、お稽古日でした。 仕舞は型を覚えなくてはいけません。型は体で覚えるものなので、なかなか厄介です。動き事態は極めて単純なので、手は手、足は足で最初に説明しますと、理解は容易いです。ただ、左右の手と、両足が同時に違う動きをすることが多いので、見ている分には難しく無いのですが...続きを読む

2017年10月08日舞台のこと

10月九皐会が済みました。能は遠藤喜久師の「誓願寺」と桑田貴志師の「善知鳥」でした。「誓願寺」は上演時間2時間55分という長い曲です。これはご覧いただくにも、なかなか大変な曲でした。主人公の和泉式部さんは能の中では、とても位の有る存在として登場します。ですから曲としての格が高いのですね。 自然上演時間も掛かると言うことになりましょうか。 「善知鳥」は親子の絆を逆手にとった狩猟方法をしていたため...続きを読む

2017年10月07日コラム

能を知る会の東京公演に出演しました。演目は狂言「栗焼」と能「土蜘蛛」でした。「土蜘蛛」はこのところ、学校公演でもお馴染みの曲になりましたが、学校では後半部分のみの上演になりますので、本舞台での前半から始まる本能はひと味違いますね。学校で見てくれた子供たちも、前半から見るとどんな感じかなどと、興味を持って見に来てくれるようになると、嬉しいです。「土蜘蛛」は大人が見てもある意味美しく、楽しく、わかりや...続きを読む

2017年10月06日お稽古のこと

今日からさいたま新都心ホテルラフレの講座は、「野宮」になりました。平家物語の後は源氏物語です。そして、「野宮」は源氏物語の中でも、人気の六条御息所が主人公です。本日は初回ですので、源氏物語を皆さんと再確認してみました。御息所は色々な点で、魅力的な人物です。つまり、色々な逸話があるのですね。それを含む「野宮」はとても難易度の高い能なのですが、そのことがよくわかります。「野宮」のようなある種哲学的な曲...続きを読む

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