Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2005年02月25日過去のHana

今年もはや気が付けば2月下旬。年々歳々時間の流れが早くなっているような気がします。年を取ったということでしょうか。あまり自覚したくない事実ですがね・・・。それでも季節が巡り日中ひなたが暖かく、梅の花が咲いている光景にはホッとさせられ、来るべき春が待ち遠しくなりました。 春といえば新しい事を始めるにはとてもいい季節です。そんなわけで住吉町のお稽古場では今までの謡のお稽古に加えて、4月...続きを読む

2004年12月27日過去のHana

平成16年も年末を迎えもうすぐ新しい年が始まります。今年一年皆様にとってはどのような年でしたでしょうか。世上では天災、人災も多い年でしたが来年はもっと良い年にしたいものです。 今年私は学生鑑賞会などで舞わせて頂く機会が増えました。小、中、高、大学生とそれぞれの年代、また舞台環境、能楽堂以外の場所での上演はそれに伴う工夫、改善を考える余地があるようです。小学生から大学生また更にその上...続きを読む

2004年06月06日過去のHana

「蘆刈[あしかり]」についてご案内申し上げます。 零落した夫婦が貧苦のあまりに別れ、それぞれに別の道を歩みます。妻(ツレ)の方は都でさる大きな屋敷の乳母となり、立身出世をします。三年の月日が経ち妻はお供の者を連れ、夫婦が昔住んでいた難波の浦へ夫(シテ)を訪ねてやって来ます。夫は行方知れずになっていましたが、妻は暫く逗留し夫の行方を捜すことにします。 夫はその後暮らし向きにも変わり...続きを読む

2004年02月25日過去のHana

日差しが和らぎ春らしくなって来ました。この度は、三月の九皐会で舞わせて戴きます「海士[あま]」のご案内です。それでは早速「海士」のお話を始めましょう。 藤原房前[ふじわらのふさざき](子方)は母の追善供養のため讃岐[さぬき]の国(香川県)志度[しど]の浦へ訪れます。房前はそこで一人の海士(前シテ)と出会い、かつてここで起こった壮絶な出来事を目の当たりにします。房前の父藤原不比等[ふじ...続きを読む

2004年01月14日過去のHana

先日杉並区地域センターの活動の一環で三回講座を致しました。 能の「全般的な知識」や「能の見方」のお話と、「腹式呼吸」による発声。
謡曲の一部を実際に謡っていただく実技をしていただきました。
せっかくの機会なので体験していただこうかと、少し欲張ってみました。
実技の方は皆さんなかなかの出来栄えで、思っていた以上...続きを読む

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