Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2015年06月26日過去のHana

十年目となりました、第十回奥川恒治の会も無事に済みました。
ご来場のお客さまをはじめ、ご出演、関係者の皆々様に厚く御礼申し上げる次第でございます。
「鉢木」「安宅」「盛久」と数年に渡り直面物(ひためんもの-能面を付けない曲)を勤めさせていただきました。 面を付けない難しさを都度都度かみしめております。
直面に限ったことではありませんが、勤めるごとに能の奥行きの...続きを読む

2015年06月05日過去のHana

6月7日(日)の奥川恒治の会の申し合わせを済ませました。あとは当日を迎えるばかりです。

「盛久」は後半頼朝の所望で舞を舞う場面があり、生きている男性が舞う「男舞」を舞います。
今回は師匠のお許しを頂きましたので、常と異なる舞にて勤めさせていただきます。「男舞」ではありますが、「恐之舞」(かしこみのまい)と申しまして、貴人(盛久では頼朝)を敬いつつ舞う舞いに変わ...続きを読む

2015年05月15日過去のHana

5月2日(土)は鎌倉の舞台へ出勤でした。
長谷の舞台から歩いてすぐの所に「盛久」の「頸座」があります。バス通りに面したわかりやすい場所です。
写真を撮っていましたら、何だろうと後通行の方が…失礼しました!


そして由比ヶ浜へ!
澄んだ青空に穏やかに打ち寄せる波、風も心地よく暫し浮き世を忘れます。<...続きを読む

2015年04月04日過去のHana

10周年の記念に選びました曲「盛久」は、平家の人としては無名人で、能としても派手な曲ではありません。しかしながら表面的な派手さの代わりに、芯の強い日本の武士の魂が宿っているような曲です。静かに強く、強々とせず媚びることなく、運命を受け入れ淡々と祈りを捧げる。
現在物ですから場面転換がはっきりしていて、京都清水寺から鎌倉由比ヶ浜へ、そして頼朝の御前となるわけです。装束も最初と頼朝の前とでは...続きを読む

2015年02月01日過去のHana

「如月や」雲林院のクセの最初の一句です。2月になりました、年間を通して最も寒さ厳しい季節になりましょうか。体調管理も含め心して毎日を過ごしたいものです。
新春から始まりましたさいたま新都心、ホテルラフレさいたまでの教室は和気あいあいと、ご参加の方たちと能を楽しんでいます。謡も舞も初体験の方ばかりが、新鮮な驚きや新たな挑戦を、お仲間と一緒に進めていく、大人の部活のようです。
<...続きを読む

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