Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2016年12月25日過去のHana

2月26日(日)に九皐会若竹能で「藤戸」を舞わせていただきます。流儀としましては210曲から9番選出した九番習いという、重い扱いの曲です。

源平の合戦の頃、まだ海に隔てられていた岡山県倉敷市の辺りで、源平両軍は対峙していました。水軍に乏しい源氏軍にとって、向かいの平家軍へ攻め込めないことは屈辱的な歯痒さでした。源氏の武将、佐々木盛綱は、土地の男に馬に乗って海を渡れる浅瀬を教え...続きを読む

2016年10月01日過去のHana

第11回奥川恒治の会も無事に済みました。
師匠をはじめご出演の皆様に御礼申し上げる次第でございます。

当日は生憎のお天気で、激しく雨が降る場面もあり、
ご移動には難儀をお掛けしたことと存じます。
ご来場いただきました皆様に、改めまして御礼申し上げます。
ありがとうございました。

「江口」は1時間55分...続きを読む

2016年09月19日過去のHana

第11回奥川恒治の会「江口」もいよいよ目前となりました。

先週金曜日、渋谷にて「江口」事前講座を開催いたしました。
あいにくの雨模様にもかかわらず沢山の方がご来場下さり、また熱心にご聴講下さいました。
ありがとうございました。


「江口」は難しそうで・・・という声をよく伺います。
確かに仏教用語が...続きを読む

2016年07月01日過去のHana

11回目になります奥川恒治の会、今年は「江口」に取り組みます。
哲学的とも言える「江口」の世界観、今年も更にハードルを上げて望みます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

本曲は西行法師が江口の遊女に一夜の宿を断られた話と、性空上人が生身の遊女の前で目を閉じると「普賢菩薩に見えた」、という二つの説話を元に一曲に仕立てたものです。前半の遊女が求道者を諭す話と、後半の...続きを読む

2016年03月20日過去のHana

昨年の11月から稽古を始めた「柏﨑」、13日(日)の九皐会で勤めることができました。
長い時間稽古にお付き合い頂きました、師匠、若先生をはじめ、皆様に御礼申し上げる次第でございます。少しほうけているうちに、一週間が経ちました。

「柏﨑」はいろいろな意味でイレギュラーの多い曲でした。
言葉の使いよう、前半のボリューム(長文の文ふみも含め)、後半の通常...続きを読む

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