Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2019年03月03日舞台のこと

3月若竹能が済みました。今日はあいにくの雨模様ながら、見所は満席の盛会となりました。お足元の悪い中、ありがたいことでした。 本日は子方(子役)dayで、「花筐」は桑田貴志氏の長男が勤めました。シテの遠藤氏より背が高く、立派な子方といいますか、帝(役)でした。装束も大人物でしたね。 「鞍馬天狗」は3才の坂真太郎氏の次女をはじめとして、小学校低学年の子達が、花見の稚児役で出ました。 花見の件...続きを読む

2019年03月02日コラム

今日は春めいた日になりました。桜も出番の仕度に、余念の無いことでしょう。 今日は心地よいお天気の中、横浜の青少年センターに50名程の小学生が、能楽体験にやって来てくれました。 能楽の初歩講座から始まり、謡、摺り足、能面と、体験も充実していました。保護者も参加率が高く、親子で楽しんでいただけた模様でした。こういったことが、巷に日常的に触れらるような環境が、増えるといいですね。 夜は地元西...続きを読む

2019年03月01日舞台のこと

3月3日(日)の若竹能の申し合わせが済みました。能は「花筐」遠藤喜久氏、「鞍馬天狗」坂真太郎氏という配役です。各チームそれぞれに稽古を積んでの舞台になります。若竹能の良いところですね。 「花筐」は帝との恋の成就という、ミラクルハッピーな曲です。高貴なクルイが難しいですが、見るに面白いところです。 「鞍馬天狗」は天狗という超越した存在、それも大天狗というすごい天狗が、兵法の奥義を授ける話で...続きを読む

2019年02月28日コラム

役者希望の女の子が、お稽古に来ています。今日はその子の卒業公演を、拝見に伺いました。 日本舞踊、ダンス、朗読劇と1年間スクールで習ったことを、披露してくれたようです。私たち古典芸能の者からみますと、1年は短いように思いますが、濃密な時間なのでしょうね。努力の成果が表れていました。真っ直ぐに、ひた向きに取り組んでいる姿は、心打たれるものがあります。 朗読劇の内容が、長崎の原爆を扱った話だった...続きを読む

2019年02月27日コラム

今日はさいたま新都心ホテルラフレの講座でした。毎年冬の時期は、窓から富士山が見えて、その眺望を楽しみにしているのですが、今年は残念ながら見れません!美しい山影を次回は見られないものかと、思います。 「巴」の講座も4回目となり、義仲の武勇を語る件です。この辺は歴史的にも面白く、調べているこちらが楽しくなり過ぎて、資料作成が遅々として進まない弊害があります。おかげで講座は、読み解きと言うよりも、歴...続きを読む

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