Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2021年11月15日お稽古のこと

 本日は高松のお稽古に参りました。このところ好天続き、高松も気持ちよい日になりました。飛行機の搭乗者も少し増え、日常を取り戻しつつある感がして、嬉しいですね。  皆さんお変わりなく、お稽古にいらっしゃいました。こちらは来年2月に発表会を予定しております。少し時間を取ってありますので、しっかりとお稽古を積んで、臨んで頂きたいと思います。  最近始めた大学生がなかなか筋が良く、直した所をすぐに実践...続きを読む

2021年11月14日舞台のこと

 本日は11月九皐会でした。私は2部の「玄象」(げんじょう)の後見を勤めさせていただきました。  シテは遠藤喜久氏、女房役のツレは鈴木啓吾氏、大臣は弘田裕一氏、龍神は次男恒成が勤めさせていただきました。  喜久氏と鈴木氏とは、能楽堂で文字通り同じ釜の飯を食い、共に修行をした兄弟弟子です。こういった形で一緒に舞台に立てることは、ありがたくも嬉しい事です。「玄象」の中入の間の時間は短く、手違いが1...続きを読む

2021年11月13日お稽古のこと

 今日は午前中の早い時間から夜まで、一日お弟子さんのお稽古日になりました。  コロナ禍でzoomのお稽古に変更された方が、このところの鎮静化により、年明けから対面に戻そうかと、お考えのようで、ご相談がありました。この方はお仕舞のお稽古なので、だいぶ慣れたとはいえ、やはり対面の方がなにかと具合がいいです。対面のお稽古、楽しみです!  これからの季節は、インフルエンザやらノロウイルスやら、良からぬ...続きを読む

2021年11月12日舞台のこと

 本日は11月九皐会の申し合わせでした。1部「歌占」(うたうら)、シテ長山耕三氏、2部「玄象」(げんじょう)遠藤喜久氏です。私は「玄象」の後見を勤めさせていただきます。  「歌占」は文字通り、和歌によって占いをする曲で、占で判じた事を告げる部分は難しい言葉が、長く続きますので、なかなか大変です。私も以前勤めさせていただきました時に、テニヲハを1つ間違えたところ、楽屋に帰ってから、「惜しかったね~...続きを読む

2021年11月11日舞台のこと

 東京は今日も秋晴れ、昨日の山口県は落ち着かないお天気でしたが、こちらに居ますと嘘のようです。  本日は県民能横浜公演、能は「鉄輪」(かなわ)という曲でした。夫が一方的に妻を離縁し、新しい妻をめとるという、ありそうな話ではあります。怒りに燃える前妻は貴船神社に詣でて、自身が鬼になりたいと願います。夢見の悪かった夫は安倍晴明に相談したところ、女人の深い恨みのため、今夜にも命が危ないと告げられます。...続きを読む

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