Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2019年11月18日コラム

本日は早朝8:30から、復曲能「鈴木三郎重家」の申し合わせがありました。復曲能とは、かつて作られた曲ながら、上演される機会が無い等の理由で、伝承が途絶えてしまった曲のことです。資料は残っていますので、それを元に整えて、一曲に成立させて上演致します。 鈴木啓吾氏にとりましては、ご先祖さまの曲と言うことになりますから、その思い入れも並々ならぬものがありますね。曲は現在物で、生け捕られた主人公重家が...続きを読む

2019年11月17日舞台のこと

※17日投稿分の再掲です。

本日は同門、小島英明氏の自主公演でした。曲は「俊寛」、現在物の大曲ですね。上演時間は長い方ではないのですが、習い物になっている難曲の一つです。
九皐会所蔵の俊寛の面は2つあります。どちらもいい面なので、悩みどこですが、本日の使用面は以前私が使わせていただいた物と同じ面でした。師匠もよく、その面で「俊寛」を勤めていらっしゃったので、人気です...続きを読む

2019年11月16日コラム

高松2日目は六萬寺にイベントに参りました。今年1月から始めたイベントで、副住職と行って参りましたが、本日は副住職ご不在のため、ご住職が代わって講話をされました。普段なかなか人前でお話しされないとのこと、とてもレアな回になりました。 私は「大原御幸」の一節から安徳天皇、二位の尼、徳子の入水の場面をさせていただきました。幼い天皇に祖母、母と続きますので、この場面はやはり切ないですね。 毎月行っ...続きを読む

2019年11月15日コラム

高松にやって参りました。今日は東京も高松も、心地よい秋晴れ、気持ちがいいですね。 高松のお弟子さんは、来月の発表会のために、稽古をよくされているようです。復習を始めますと、ほとんどミスなく行けます。ご自身が納得いかないと、首をかしげてしまいます。ここで悪魔の囁きが、「そんなに自分に厳しくなくていいですよー!」。発表会は見に来てくださる方のためにも、なにがあっても、舞台を引いて楽屋に入る迄、よそ...続きを読む

2019年11月14日お稽古のこと

※13日投稿分が不具合により投稿されませんでしたので再掲します

今朝は冷えましたね、風は冬の匂いがしていました。日中の日差しが、心地よく感じられます。
迷ったり、悩んだりということは、日常的には多いことですが、こと、お稽古に関しましては、解決していかないと、ですね。
習った時に、できなかったり、解らなかったりは、よく有ることです。取り立てて大問題では...続きを読む

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