Hana奥川恒治が綴る日々のblog

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2020年02月11日舞台のこと

本日も冬晴れ、青空が気持ちいいですね。若竹能「弱法師」の第6段です。 囃子の演奏での舞が済みますと、謡の文章につれて、動きます。 俊徳丸が盲目となる以前に見ていた景色、「淡路、絵島、須磨、明石、紀の海」が、今も俊徳丸の脳裏にはっきりと浮かび上がります。俊徳丸は「観るぞとよ、観るぞとよ」と、歓喜の声を上げます。高揚した俊徳丸は、辺りの景色を語り、長柄の橋(ながらのはし)にやって来ますと、そこ...続きを読む

2020年02月10日舞台のこと

今朝は8時から若竹能の稽古がありました。昨日の九皐会の翌朝ですから、舞台人はやはり体力ですね! 今回勤めさせていただく「弱法師」は、大好きな曲で「盲目之舞」は是非勤めさせていただきたい小書でした。かつて師匠がお勤めになった「盲目之舞」が素晴らしく、イメージはそこにあるのですが、なかなか追い付きません(泣)!杖を使いながら、「舞ではない舞」という代物、なかなかの難物です。 稽古を重ねなが...続きを読む

2020年02月09日舞台のこと

2月九皐会が終わりました。初番は「雲林院」、観世喜正師でした。古い書き付けに、緋の指貫、白の業平菱の狩衣で勤めたとの記述があったそうで、今日はその姿で後シテを、お勤めでしたね。型も古い書き付けに沿って、変わったものになっていました。仕舞ではお馴染みの曲なので、お稽古をされた方は、ことに楽しめたことと思います。 「鉢木」は何度見ても、痛快な物語で、シテもご熱演でしたね。芝居をしすぎないようにと...続きを読む

2020年02月08日舞台のこと

冬晴れな心地よい土曜日になりました。2月29日(土)の若竹能の「弱法師」のご紹介、第5段です。 日想観を済ませ、いよいよこの度の特別演出(小書)、盲目之舞(もうもくのまい)となります。この小書がなければ、舞台を半回りするほどの道程で、舞う心で動きます。盲目という状況を知らない私たちには、この位の動きがちょうど良いのではないかと、思われます。それは、舞うとなりますと、どうしても動きたくなり、余...続きを読む

2020年02月07日舞台のこと

本日は九皐会の申し合わせでした。能は「雲林院」観世喜正師と「鉢木」駒瀬直也氏でした。 共に名曲、趣向の全く違う曲です。 「雲林院」は在原業平が主人公の、優雅な曲、まさに幽玄の世界です。 「鉢木」は鎌倉武士の心意気を描く曲です。「いざ鎌倉」という言葉は、ここから生まれたほどで、低迷期に歯を食いしばり、出世する痛快な、現在進行形の劇です。 私は「鉢木」の地謡のお役をいただいております。お役...続きを読む

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